やっと寝かしつけが終わって、静かな部屋にほっとひと息。
「この30分で何かしたい」と思いながらも、気づけばスマホを見て終わってしまう…。
そんな夜、ありませんか?
私もそうです。日中は仕事、終わったらすぐにママモード。
自分の時間なんてほとんどない中で、子どもが寝た後の30分だけが“自分を取り戻せる”大切な時間。
SNSを眺めて終わる日も、寝かしつけと一緒に寝落ちする日も、それでいいと思っています。それも立派な「自分時間」。
この記事では、私がそんな夜の時間をどう過ごしているか、リアルにお話ししていきます。
日中は仕事、終わったらママモードで一日が終わる
朝はバタバタと子どもを送り出し、仕事へ。
職場では常に頭をフル回転。限られた時間の中で子どもたちに目を配り、やるべきことを次々と考えながら動いています。
家に帰れば、今度はママモード。ごはん、片づけ、寝かしつけ……気づけば一日があっという間に終わっています。
そんな毎日の中で、
「今日、自分のために何かできたかな?」
と思うことが、そんな余裕が正直ほとんどありませんでした。
でも、子どもが寝た後のほんの30分でも、自分のために時間を使うようになってから、気持ちが少しずつ変わっていきました。
疲れていても、「あと少しだけ自分のことをしてから寝よう」と思えるだけで、なんだか一日を大切に締めくくれる気がするのです。
この“30分の自分時間”は、ただの休憩ではなく、
「ママである前に自分でいるための時間」。
どんなに小さくても、そんな時間をもつことで心の余裕が生まれ、翌日も少しやさしくなれます。
もちろんSNSやYouTubeで終わる日もある。でもそれも大切な時間
子どもを寝かしつけたあと、「さぁ、自分時間!」と思っても、
そのまま一緒に寝落ちしてしまう日も多いです。
むしろ、それがいちばん幸せだったりもします。
ちゃんと起きていられる日も、気づけばスマホを手にSNSを見たり、YouTubeを流し見したり。
頭はもう動かないけれど、なんとなく誰かの日常を覗いたり、
かわいい雑貨を見たりするだけで、心がちょっと満たされる気がします。
「何かをしなきゃ」と思わず、
“ただぼーっと過ごす”ことも、立派な自分時間。
ネットショップで子ども服をチェックしたり、
次の週に買い足したい日用品を探したり、
気になっていたアイテムをお気に入りに入れるだけでも、
ちょっとだけ「明日もがんばろう」と思えるものです。
時には、お風呂をもう一度ためて、
誰にも邪魔されずにゆっくり湯船につかることも。
何かを生み出す時間じゃなくても、
「自分をリセットする時間」だと思えば、それも立派な夜の過ごし方です。
「30分の自分時間」で何をする?少しの工夫で“気持ちの余裕”が変わる
少し余裕がある日は、気になっていたドラマを1話だけ見たり(基本倍速で見ちゃいます)
撮りためていた写真を整理したり。
その日の小さな「うれしかったこと」をスマホのメモに残す日もあります。
ほんの数分でも“自分のペースで動ける時間”があるだけで、
子ども中心の1日が、ちょっと自分のものに戻るような気がするのです。
もちろん、週末の夜は少し特別。
次の日を気にしなくていい分、
「30分」と決めずに、とことんやりたいことをする日もあります。
録画していた番組を一気に見たり、
YouTubeで懐かしい音楽を聴いたり、
つい夢中になって夜更かししてしまうことも。
でも、そんな夜があるからこそ、
「またがんばろう」と思える。
毎日をきっちり過ごすよりも、
“気持ちがゆるむ時間”をつくることのほうが、
私にとってはずっと大事だなと感じます。
そして不思議なもので、
そんな“ゆるむ時間”を重ねるうちに、
今度は「ちょっと何か学びたいな」という気持ちも出てくることも。
実際に、保育士資格や児童英語インストラクターなど
仕事に活かせる資格を取ったのもこの延長線上。
少しでも自分の経験値を上げたいと思えたのは、
自分の時間を大切にできるようになったからかもしれません。
最近では、ペン字や暮らしに役立つような資格など、
趣味感覚で学んでみることもあります。
勉強をすると自信にもつながるし、
「自分ってまだまだ伸びるんだ」と感じられるのがうれしい。
子どもが少し大きくなって、寝かしつけがなくなったら――
きっと“夜の自分時間”はもっと増えるはず。
そのときに好きなことや学びたいことがあると、
日々の小さな楽しみもどんどん広がっていくんじゃないかな、と思います。
さいごに
「自分の時間」って、
何か特別なことをするための時間ではなくて、
“明日もがんばるための心のリセット時間”なんだと思います。
誰かのために動き続けている毎日の中で、
ほんの30分でも自分のペースに戻れる瞬間があると、
心に余白が生まれて、
また家族にもやさしくできる気がします。
SNSを見て終わる夜も、
勉強したくなる夜も、
そのどちらも「私の時間」。
どんな過ごし方でも、それが“自分を大切にしている証拠”です。
無理に生産的な夜を目指す必要はなくて、
自分の心が満たされるかどうかがいちばん大事。
今日もがんばった自分を、
静かな夜の30分で、そっとねぎらってあげましょう。
