保育士試験は「科目が多くて難しい」と言われます。この記事では、特に苦戦しやすい科目や難しさの理由、効率的に合格を目指す勉強法をわかりやすく解説。子育てや仕事と両立するママにもおすすめの通信講座も紹介します。
保育士試験ってどんな試験?まずは全体像を知ろう
保育士試験は、筆記試験(9科目)+実技試験(2分野)で構成されています。筆記試験はマークシート形式で、1科目でも合格点に届かないと全体が不合格となる厳しいルール。しかも科目数が多く、範囲も広いのが特徴です。
筆記試験(全9科目)
| 分野 | 科目名 |
|---|---|
| 保育の心理・理念 | 保育原理/教育原理/社会的養護 |
| 子どもの発達・家庭 | 児童家庭福祉/社会福祉/保育の心理学 |
| 健康・栄養 | 子どもの保健/子どもの食と栄養/保育実習理論 |
この9科目のうち6割(60点以上)を取ると科目合格になります。ただし、すべての科目に合格しなければ資格はもらえません。 一部の科目は次年度へ持ち越し可能ですが、3年以内に全科目クリアしないとリセットされるため、長期戦になる人も少なくありません。
実技試験(2分野選択)
筆記合格後は「造形」「言語」「音楽」から2つを選んで受験します。ピアノ・弾き歌い、絵の構図、話し方の表現など、実践力が問われる試験です。特に育児や家事をしながら勉強している人にとっては、練習時間を取るのが大きなハードルになることも。
難しいと感じる理由
- 範囲が広く、暗記+理解の両方が必要
- 専門用語が多く独学ではつまずきやすい
- 法改正が多く、最新情報を追うのが大変
- 一発勝負ではなく「積み上げ型」の試験
私はこの試験を直接受けてはいませんが、保育園で働く中で、何度も挑戦している人や、あと1科目だけ合格できない人をたくさん見てきました。その姿を見て「私は確実に取れる方法でいきたい」と思い、通信制短大で資格を取りました。結果、試験のプレッシャーはなく、家庭や子育てと両立しながら安心して学ぶことができました。
特に「難しい」と言われる科目は?
受験者の体験談や合格率データを見ると、特に次の3科目でつまずく人が多い傾向があります。
① 教育原理・社会的養護
抽象的な内容が多く、条文や理念の暗記が必要。「理解したつもりでも選択肢で迷う」パターンが多いです。
② 子どもの食と栄養
栄養バランスや数値の暗記が必要。家庭科が苦手な人は要注意。
③ 保育実習理論
音楽や保育現場での知識など範囲が広い。ピアノ経験がない人には特に難しく感じやすい科目です。
通信講座での対策が効果的な理由
通信講座では、試験の出題傾向を分析した教材や模擬問題が充実しています。とくに「ここが出やすい」「この法律は改正された」など、独学では手に入りづらい最新情報を得られるのが強みです。
おすすめの通信講座3選
| 通信講座 | 特徴 | 費用目安 |
|---|---|---|
| キャリカレ | 合格率が高く、添削サポートが丁寧。スマホ学習にも対応。 | 約39,600円 |
| ユーキャン | 定番で安心。図解が多く、初学者にもわかりやすい。 | 約59,000円 |
| ヒューマンアカデミー | 保育業界と連携が強く、就職支援もあり。 | 約60,000円〜 |
試験が不安なら通信制短大という選択も
保育士資格は、保育士養成課程のある通信制短大を卒業する方法でも取得できます。私自身はこのルートで資格を取りました。試験はなく、レポート・スクーリング・実習をクリアすれば卒業と同時に資格がもらえるので、確実性を重視したい人にはおすすめです。
👉 子育てママが保育士資格を取るなら?通信制短大と通信講座どっちがいい?
まとめ|自分の性格に合った方法を選ぶのが合格への近道
保育士試験は確かに簡単ではありません。ただ、「出題傾向を知って、効率的に学ぶ」ことで合格率はぐっと上がります。
自分のペースでしっかりサポートを受けながら学びたいなら通信講座、確実に資格を取りたいなら通信制短大。あなたに合った道で、保育士への第一歩を踏み出しましょう。
