保育士資格は独学？通信？子育てママが迷った末に選んだ道

はじめに

保育士資格を取ろうと思ったとき、まず悩むのが「どうやって勉強するか」。
独学でテキストを買って進めるか、通信講座や通信制短大で学ぶか――。

私は子どもが2歳のころに資格取得を目指しました。
当時、私の周りでは通信よりも「ユーキャンなどの講座で試験を受ける」人が多く、
短大で取るというのは少数派。

でも、私自身は確実に取りたい・途中で投げ出したくないという気持ちから、
通信制短大を選びました。
お金はかかったけれど、いま保育士として働けている今、
あのときの選択を後悔したことは一度もありません。

独学にも通信にも、それぞれメリットがあります。

独学は費用が安く、自分のペースで進められる自由さが魅力。
一方で、通信制講座や短大は、学習スケジュールや課題提出など、
ある程度の“枠”がある分、続けやすいというメリットがあります。

「育児や仕事で毎日バタバタ…」
そんな生活の中では、続ける力より、続けられる仕組みの方が大事かもしれません。

最初は独学でやろうと思っていました。
教材も安く、自分のペースで進められると思っていたからです。

でも実際に勉強を始めてみると、
「どこから手をつけたらいいか分からない」「全体像がつかめない」という壁に直面。
子どもが小さいと、予想外の中断も多く、思ったように進みません。

そのうち、「今日は無理そう」「また明日でいいか」が続き、
気づけば何週間もテキストを開けていないこともありました。

“やる気がないわけじゃないのに、続けられない”
そんな自分にモヤモヤして、このままでは保育士として働く未来が見えなくなりました。
そこで思い切って通信制の短大で学ぶ方法に切り替えることを決めました。

通信を選んでよかったのは、ひとりじゃない感覚があったこと。
レポートや課題の提出期限があるので、
「やらなきゃ」が自然に生まれました。

私はコツコツ勉強するのが苦手だったので、
パートが休みの日にまとめてレポートを書いたり、
子どもを寝かしつけた後に朝方まで勉強する日も。

大変ではあったけれど、締め切りがあったからこそ最後までやり切れたと思います。

独学＝自由だけど続きにくい
通信＝制約はあるけど続けやすい

どちらが合うかは性格や生活スタイルによりますが、
「子ども優先の毎日」であれば、通信の方が無理なく続けやすいかなと思います。

とはいえ最近は通信講座のサポートも手厚いものが多く、
子育て中でも無理なく続けられる工夫がたくさんあるようです。

どの方法が「正解」かは、人によって違います。
でもひとつ言えるのは、どんな方法でも、始めた時点で一歩前進ということ。

私は通信制短大で資格を取り、今は保育園で働いています。
振り返ると、資格を取るまでの時間もまた、大切な学びだったと思います。

子育て中だからこそ、“自分のペース”を大事にできる方法を選ぶことが一番。

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