「通信制大学で保育士資格を取るには何年かかるの?」「主婦でも最短で卒業できる?」と気になる方に向けて、実体験をもとに分かりやすく解説します。
結論から言うと、通信制大学は基本4年ですが、大学によっては編入制度を利用することで2〜3年で卒業することも可能です。
通信制大学は「原則4年」だけど、短縮できる制度がある
通信制大学で保育士を目指す場合、もっとも一般的なのは4年での卒業です。ただし、大学によっては以下の制度があり、年数を短縮することも可能です。
- 2年次編入制度 → 最短3年で卒業
- 3年制大学+2年次編入 → 最短2年で卒業
特に以下のような人は編入制度のメリットを大きく受けられます。
- 短大・専門学校を卒業した人
- 過去に大学を中退した経験がある人
- 過去の単位を認定してもらえる人
私は保育士とは全く関係のない4年制大学中退ですが、それでも取得していた単位がいくつか認定され、3年制の大学の2年次編入制度を利用し、2年間で卒業することができました。
主婦が卒業までにかかる期間の目安
| 学習パターン | 卒業までの年数 |
|---|---|
| 通常入学(1年次) | 4年 |
| 2年次編入 | 3年 |
| 3年制の大学に2年次編入 | 最短2年 |
主婦の場合は、家事・育児・仕事との両立があるため、計画的に単位を取得していくことが大切です。
【体験談】主婦が2年で卒業したスケジュール例
私が実際に行った「2年次編入 → 2年で卒業」スケジュールをご紹介します。主婦でも実現できるリアルなロードマップです。
◆ 1年目:専業主婦+週1で託児 → 学習に集中
1年目は専業主婦をしながら、週1回ファミサポや一時保育を利用して、まとまった勉強時間を確保していました。
- 週1回 → 3~4時間まとめてレポート作成
- 平日のすき間時間にテキスト読破
- 学習の7~8割をこの1年目で進める意識
このペースで進めた結果、1年目の後半にはレポートの大半を提出済みの状態にできました。
◆ 2年目:保育園に預けてパート開始 → 実習を前半でクリア
2年目の後半にはレポートがほぼ終わっていたので、私は資格取得後の働き方を見据えて、子どもを保育園に預けつつ週3〜4でパート勤務を開始しました。
パートのない日は、
- 実習(保育所実習・児童福祉施設実習)
- 残りのレポート仕上げ
といった形で計画的に進めました。
仕事と実習の両立は確かに大変でしたが、1年目にレポートを大きく進めていたことで、2年での卒業が十分に可能になりました。
主婦が通信大学をスムーズに卒業するためのポイント
- 最初の1年でレポートを集中して終わらせる
- 託児サービスを活用する(ファミサポ・一時保育)
- 実習はパートや仕事のペースがつかめてから
- 編入できるか必ず資料請求して確認する
とくに「編入制度」が使えるかどうかは大学によって異なるため、資料を取り寄せて確認するのが一番確実です。
最短で卒業したい主婦は「編入制度」の確認が必須
通信大学はどこも同じように見えて、編入制度・単位認定科目・実習の時期などが大学ごとに大きく違います。
そのため、最短で卒業したい人は、複数校を必ず比較しておくのがおすすめです。
迷ったらまずは資料請求!
編入できるか・単位認定されるかは大学で差があります。
まとめ:主婦でも計画的に進めれば最短2〜3年が現実的
通信制大学は基本4年ですが、編入制度を使ったり、レポートを効率的に進めれば、主婦でも2〜3年での卒業は十分可能です。
あなたに合った大学を選ぶことで、勉強と家庭の両立がぐっとラクになります。まずは資料を取り寄せて、自分がどの年次に編入できるのか、必要な単位数などを確認するところからスタートしましょう。
なお、保育士資格全体の取得ルート(通信講座・専門学校・大学など)を比較したい方は、下記の記事が参考になります。
保育士資格は何年かかる?最短ルートと現実的な期間を徹底解説
