保育士資格は通信講座だけでは取れない？正しい取得方法をわかりやすく解説

「ユーキャンで保育士資格が取れるって本当？」「通信講座に申し込めば資格がもらえるの？」
──そんなふうに思っている方も多いのではないでしょうか。

実は、保育士資格は“通信講座を受けるだけ”では取得できません。
保育士は国家資格であり、「保育士試験」に合格するか、「指定の養成校を卒業する」ことで、はじめて資格がもらえる仕組みです。

この記事では、
保育士資格を取るための正しい2つのルート
通信講座と通信制大学の違い
自分に合った選び方のポイント
をわかりやすく解説します。

子育て中のママでも、自分のペースで資格を目指せる方法がきっと見つかるはずです。

保育士資格は国家資格。まずは「試験に合格」することが必要

保育士は、子どもの発達を支え、家庭や地域とも関わる専門職。
そのため、国家資格として定められており、「誰でも講座を受けたら取れる資格」ではありません。

資格を取るための方法は大きく分けて 2つです。

① 保育士試験に合格する（独学 or 通信講座）

保育士試験は、年に2回（地域によっては1回）実施される全国共通の試験です。
筆記試験と実技試験の両方に合格すると、晴れて「保育士資格」を取得できます。

通信講座（ユーキャン・キャリカレ・ヒューマンアカデミーなど）は、
この保育士試験の合格サポートをしてくれる存在。
つまり、講座を受けることで学習がスムーズになり、合格率を上げることが目的です。

② 保育士養成校を卒業する（短大・専門学校・通信制大学など）

もう一つのルートは、文部科学省や厚生労働省に指定された保育士養成課程を卒業すること。
こちらのルートでは、卒業と同時に「保育士資格」が付与されます。

私自身はこの方法（通信制短大）で資格を取得しました。
レポート提出やスクーリングなど負担はありますが、「確実に資格が取れる」点が魅力です。

ルート	取得方法	特徴	向いている人
試験ルート	保育士試験に合格する	独学や通信講座で勉強／年2回チャンス	働きながら学びたい人
養成校ルート	指定の短大・専門・通信制大学を卒業する	試験免除で資格取得／学費は高め	確実に資格を取りたい人

どちらの方法にもメリット・デメリットがありますが、
子育てや家庭の状況に合わせて選べるのが今の時代のいいところ。

次の章では、
それぞれの違いとメリットデメリットをわかりやすく比較していきます。

通信講座と通信制大学の違いをわかりやすく解説

「通信で保育士資格を取りたい」と思って調べてみると、
“通信講座” と “通信制大学（短大）” の2つが出てきて、
「結局どっちを選べばいいの？」と迷ってしまう方も多いと思います。

ここでは、実際に通信制短大で資格を取った私の経験もふまえて、
それぞれの違いをわかりやすく整理してみました。

通信講座：保育士試験の合格をサポートしてくれる

通信講座は、あくまで「試験に合格するための学習サポート」が目的です。
保育士試験は独学でも受験できますが、テキスト選びや勉強の進め方が難しいという声も多く、通信講座を利用することで、試験範囲がしっかりカバーされた教材と添削サポートを受けられます。

メリットとしては、

学費が比較的リーズナブル
家事・育児の合間にスキマ時間で進められる
合格に必要なポイントが凝縮されている

などがあります。

特に最近の講座はスマホやタブレット対応も多く、
子どもが寝たあとに1日15分からコツコツ進める方も増えています。

ただし、通信講座で勉強したあと国家試験に合格しなければ保育士資格はもらえません。

▶ユーキャン保育士講座 vs キャリカレ徹底比較

通信制大学（短大）：卒業と同時に保育士資格がもらえる

一方で、通信制大学や短大は、「試験ではなく卒業資格で保育士資格を得る」ルートです。
大学の保育士養成課程を修了することで、国家試験を受けずに資格が取得できます。

ただしその分、

レポート提出やスクーリング（登校）が必要
卒業までに2～3年かかる
学費は通信講座よりも高め

といった負担もあります。

私も通信制短大を選びましたが、
「確実に資格が取れる安心感」はとても大きかったです。
ただ、働きながら・子育てしながらとなると、
もう少し手軽に挑戦できる通信講座の方が合っている方も多いと思います。

▶主婦におすすめの通信制大学５選

違いをまとめると…

項目	通信講座	通信制大学（短大）
目的	試験合格を目指す	卒業で資格がもらえる
費用目安	約6～10万円前後	約30～60万円前後
学習期間	約6か月～1年	約2～3年
サポート内容	添削・質問サポート・模擬試験など	レポート・スクーリング・教員サポートなど
メリット	時間の融通が利く・低コスト	確実に資格が取れる
デメリット	試験に合格しないと資格は取れない	費用・期間の負担が大きい

それぞれのライフスタイルに合わせて、
「確実さを取るか」「手軽さを取るか」で選ぶのがポイントです。

通信講座(ユーキャンなど)で資格を目指すメリット・デメリット

通信講座(ユーキャンなど)のメリット

在宅で学べる
子育て中でもスキマ時間で続けられる
合格率アップのサポート（添削・質問対応など）

通信講座(ユーキャンなど)のデメリット

試験に合格しないと資格はもらえない
独学より効率的だが、努力は必要
実技試験の対策も自分でやる必要がある

📝私の体験談

私も実際、保育士を目指したときまず初めに通信講座の資料請求をしました。
その時「受講＝資格取得」ではないことを知って少し驚きました。
結局確実に資格取得できる養成校ルートを選びましたが、通信講座でもサポートの手厚いものや自分に合ったものが見つかれば費用は抑えられて良いのかなと思います。

通信制大学・短大で資格を取る（養成校ルート）メリット・デメリット

「保育士試験を受けなくても資格が取れる」確実なルートです。

養成校ルートのメリット

自宅で学習できるので、地方在住や忙しい人にも向いている。
通学の必要がないので、仕事や育児と両立しやすい。
保育士資格だけでなく、短大卒の学歴も手に入る。

養成校ルートのデメリット

保育士資格取得には「保育実習」が必須。
他の学生との情報交換や交流が少ないため、孤独を感じやすい。
自宅学習でも全科目を修了するには時間が必要。

養成校ってどんな感じかな？と思ったら、全国のスクールの資料をまとめて請求してみるのがおすすめ。
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どっちを選ぶべき？タイプ別おすすめルート

タイプ	向いているルート	理由
短期間で資格を取りたい	通信講座ルート	試験は年2回、最短半年で受験可能
着実に確実に取りたい	養成校ルート	試験なしで卒業と同時に資格取得
学費をおさえたい	通信講座ルート	通信制大学の1/3以下の費用で受講可
一から保育を学びたい	養成校ルート	実習・専門授業で現場理解が深まる