保育士通信はきつい？主婦がつまずく原因・乗り越え方をリアル解説

保育士通信が「きつい」と言われる理由

通信で保育士資格を取るのは、確かに主婦にとって簡単ではありません。私自身、想像以上に大変で、何度も心が折れかけました。

1. レポート量が多い（思った以上に1つの課題に時間がかかる）
2. 子どもがいると集中できる時間が限られる
3. 夜にしかまとまった勉強時間が取れない
4. 実習期間は特にハード

ただ、これらは「工夫すれば乗り越えられる」ものばかりです。実際に私は３年制の大学を2年次編入し2年間で卒業することができました。

▶編入制度など詳しくはこちらの記事で解説しています。
→保育士の通信大学は何年かかる？最短で卒業する主婦向けロードマップ

主婦が一番つまずくポイント（私のリアル）

① 子どもに邪魔されて集中できない

私にとって一番きつかったのがここ。課題を読んでテキストを読むところまでは集中したかったのに、どうしても子どもが寄ってきて中断されてしまう…。

そこで、夜に腰を据えてテキストを読み、日中はスマホでメモを書くスタイルに落ち着きました。これが私の実作業のベースです。

② 夜しかまとまった勉強時間が取れない

子どもが寝た後の21時〜23時が私の“本番”。集中して課題を理解する時間は夜に確保し、まとめ作業は日中のスキマで進め、最後はパソコンで清書して提出、という三段階の分業が習慣になりました。

③ レポートが返却されて心が折れそうになる

私は3回連続でレポートが不合格になり、封筒を見るだけで気持ちが沈んだ時期がありました。しかし、スクーリングで知り合った仲間に相談して記述のコツを教えてもらったことで、その後は合格率がぐっと上がりました。1人で悩まないことが大切です。

私が実際にやっていた「続ける工夫」

① 課題を読むのは夜。まとめるのは昼のスキマ時間。

• 夜：テキストをじっくり読む（集中作業）
• 昼：スマホでレポートの骨組みをメモ（短時間作業）
• パソコン：提出前に整える（清書）

この分担法が、子育てしながら通信を続けるコツでした。

② ファミサポ・一時保育を活用して週1は“集中日”に

1年目は専業主婦だったので、週1でファミサポや一時保育にお願いして、2〜3時間を“勉強だけに集中する日”としていました。

最初は自分の勉強のために子どもを預けることに罪悪感がありました。 「私だけのために預けていいのかな…？」と何度も悩みました。

でも保育園の申し込み理由の欄には「父母の就労・就学」という項目があり、勉強は保育を利用する正当な理由です。むしろ資格を取るための学びは将来の安定につながるので、罪悪感を持つ必要はありません。

現実には待機児童や点数制度の関係で保育園の利用が難しい地域もありますが、だからこそファミサポや一時保育は積極的に使ってほしいです。短時間でも預けると集中でき、学習効率が一気に上がります。

③ 2年目は資格取得後の働きを見据えてパートへ

2年目の後半にはレポートがほぼ終わっていたので、私は子どもを保育園に預けて週3〜4でパートを開始。保育士資格がなくても「保育補助」として保育園で働くことができました。時給が少し安かったり雑務多めだったりしますが、資格取得前に園の雰囲気も知れるし、経験も積めるのでよかったです。パートのない日は実習や残りのレポートに充てて、無理なく卒業できました。

途中で挫折しそうになった時に助けられたこと

① スクーリングでの仲間の存在（人見知りでも安心した話）

実は私はかなりの人見知りで、スクーリング前は「初めての場所で初めて会う人たちと1日授業…」と緊張していました。私が選んだのは集中型のスクーリングで、朝から夕方まで授業が続くスタイルです。

ところが始まってみると、休み時間やお昼休憩に自然と会話が弾み、思いのほか楽しい時間になりました。年齢層は幅広かったものの、皆が「保育士になりたい」という共通の目的を持っているので話題が尽きません。

中には保育補助として既に現場で働いている方もいて、実習先の情報や仕事のコツなど、貴重な生の情報をたくさん得ることができました。特に仲良くなった数名とは連絡先を交換し、スクーリングがない期間も励まし合い、レポートや実習を乗り越える支えになりました。

② SNSや大学のサポート窓口も活用

孤独を感じたときは、SNSで同じ大学の受講生を見つけたり、大学のサポート窓口に質問したりしました。思いがけないヒントや励ましが得られるため、活用する価値は高いです。

スクーリングと実習を振り返って感じた“通信制のリアル”

ここからは、スクーリングと実習についてもう少し詳しく私の体験をお話しします。

スクーリングでの人間関係（詳述）

スクーリングは最初こそ緊張しましたが、実際にはリラックスして学べる場でもありました。授業の合間には自然と会話が生まれ、お互いの学習法や現場の話で盛り上がりました。通信制だからといって孤独になるとは限りません。むしろ同じ目標を持つ仲間ができることで、学習のモチベーションが続きやすくなります。

実習前後の不安と乗り越え方（詳述）

実習先探しは、通信生にとってハードルの一つです。園側には「学生＝実習生」というイメージが強く、説明から始める場面もありましたが、丁寧に事情を説明したり複数園に問い合わせたりすることで受け入れてもらえるケースが多いです。

実習そのものは非常に学びが多く、現場の空気に触れられる貴重な時間でした。ただし実習簿の記入や実習後のまとめレポートは労力が必要で、合否が出るまでは不安な気持ちが続きました。しかし、実習での体験は現場で働くうえでの自信につながりますし、結果的に大きな糧になります。

通信がきついと感じたら検討したいこと

もし通信がきつそうだなと感じているなら、まずは自分の生活リズムに合う大学かどうかを見直してみましょう。大学ごとにレポート量、スクーリング回数、オンライン提出の有無、添削のスピードなどが異なります。

気になる大学があれば、まずは資料請求して比較するのがおすすめです。資料でサポート体制や実習の案内が確認できますし、問い合わせで直接編入制度や単位認定の可否も確認できます。

主婦におすすめの通信制大学を比較してみる

まとめ

保育士の通信は確かにきつい部分がありますが、主婦でも十分に続けられます。ポイントは、時間の作り方を工夫すること・仲間や大学のサポートを活用すること・無理をし過ぎないことです。

私自身、最初は不安や罪悪感もありましたが、結果的に通信制で学んだ経験は今の仕事や自信につながっています。もし迷っているなら、まずは資料請求して“小さな一歩”を踏み出してみてください。